5月4日(木)は今回の旅のメインイベント、熊野古道のひとつで大峯奥駈道最高峰の八経ヶ岳と弥山へ登ります。
昨夜は100m程の間隔で私を含め三組が一晩を過ごしていました。私以外のニ組は家族連れ。テントは張ったままにして6時頃出発します。
吉野川の河原から弥山登山口がある行者環トンネル西口迄はコンビニやスーパーが無い上に携帯電話は圏外ということを前日の大台ヶ原で確認済。このため前日買っておいたおにぎりを川上村役場の道の駅で食べ、最後の通信を行ってから国道309号へ入ります。
途中休憩を除くと河原から一時間程で行者環トンネル東口に到着。果たして西口で駐車出来るのであろうか?
西口に出ると山奥とは思えない人と車の数。登山口に近い有料駐車場は全て満車のため、トンネルから500m程下った無料の広場に駐車します。オートバイなので端っこに止められましたが、私の後から来た車は更に下へ駐車されていたようです。
弥山登山口から橋迄は平坦
苔生した岩に朝日が当たって綺麗
奥駈出合迄は急登が続く
奥駈出合から聖宝ノ宿跡迄は緩やかな稜線歩きを楽しめましたが、そこから弥山迄は再び急登と階段地獄。
弥山手前の行者環岳ビュースポットで休憩。途轍もない山奥に居ることが分かります。
普段はやらないケルンを記念に積み上げ。この時だけは最高峰。
階段を登り切ると弥山。立派な山小屋がありました。
苔むした綺麗なテント場と、山小屋隣のテント場。ここまで担いで来られる方には頭が下がります。
弥山の山頂は弥山神社。弥山神社には皇太子殿下行啓記念碑があるため、今上天皇も来られたのでしょう。
「弥山とは、宇宙の中心、万物の根源をなす須弥山の略称」にグッときました。
弥山から八経ヶ岳へ向かいます。一旦降って登り返すキツいパターン。
途中で振り返ると、昨日歩いた大台ヶ原が見えました。これもまた登山の醍醐味の一つ。
八経ヶ岳山頂手前
吉野熊野国立公園 大峰 近畿最高峰 日本百名山 八経ヶ岳1914.9m 登頂。
昼食は前日に買っておいた吉野名物柿の葉寿司。昔々、熊野灘から大峯奥駈道を通り吉野へ魚を運んで来た人々の姿が目に浮かびます。
暫く山頂で休憩し14時頃から下山。途中鹿の家族とご対面。
17時前に駐車場へ戻ってきました。この時間なら昨日は閉店していた吉野のスーパーもまだ開いているはず。
18時半頃吉野町に戻ってくると、スーパー「ヨシスト」はまだ開いていて残り少なくなった値引き惣菜とビールをゲット。サッポロビールが無かったのが残念。
今回の野宿旅で野営地を検討していた際に「リバーフィールドよしの」はキーワードとなった場所。四輪千円二輪五百円で火器使用可能ですが、吉野町公式サイトではテント泊や車中泊は認められていないようです。
「リバーフィールドよしの」はヨシストやローソンが近くにあって便利ですが、町中の国道沿いで雰囲気が無いため、私は「南大野駐車場」を利用させていただきました。
19時頃テント場に戻ると、今朝迄居らした二組は撤収されており、広い河原で完ソロ状態。日中帯は夏日でも夜になると冷えてきます。ビールを飲みながら明日の予定を組み直し、22時頃就寝。