冬キャンプの暖房器具を何にするか問題が継続中の今シーズン。



Wild1初売りの時、在庫が有ったら衝動買いしていたであろうチタンストーブ。設営動画を何度も見ましたが、あの独特な形状の煙突がどうにも引っ掛かります。

そんな時、たまたまウッドストーブの設営動画が続いて再生され、あれ？これも良いんでないの！？と思い検討開始。



昨年Outdoor Gear Touch & Try 2018で初めて実物を見たパク…ベンチマーク元のG-Stoveと比較すると、脚の組み立てが簡単なことや、ダンパーやスパークアレスターが標準装備で一万円程お安い。

まだ在庫有るかな？と思いつつWild1へ行くと、残念ながらスペシャルパッケージはありませんでしたが、単品で一通り置いてあったため本体と収納袋とプロテクターを購入。税込で約5.6万円程。



取り急ぎ中華製の一酸化炭素警報機を購入し、今年も冬季限定ソロキャンペーン中のウォーターパーク長瀞へ。



１３時半頃現地に到着したものの、キャンプ道具の整理や収納バッグへの詰め替え等を無心で行なっていたらもう１６時半。大急ぎで薪ストーブの開封と設営を開始。







箱から出してみると意外と小さい。中には煙突やロストルが全て入っていて、まさにオールインワン。



ふむふむ、これがダンパーというやつですね。使ってみないと効果の程は不明ですが、排気量を制御することで燃焼を制御する仕組みのようです。



薪ストーブをテントインするに当たって一番重要と思われるプロテクター（煙突ガード・幕避け等の呼名もあるようです）は、上下６本のネジで煙突に固定します。コツを掴むまで１０分程試行錯誤。



テントは冬ソロキャンプ専用になりつつあるサーカスＴＣ。ダブルジッパーの隙間に煙突を挟み込むというか隙間から煙突を出します。煙突の高さが意外と低い…。

時間切れのため張り綱は使いませんでしたが、風が強くなければ問題無さそうです。



最後に本体の脚をペグダウン。意外とあっさり完了しました。次回からは袋から出して５分程で設営出来ると思います。



辺りがすっかり暗くなったため、ストーブへ火入れする前に灯油ランタンに火をつけようとしたら、ウィックが下に落ちてしまい火がつけられず…。仕方なく予備のガスランタンに火をつけようとしたら、マントルが破れていて火がつけられず…。仕方なくキャンドルランタンとヘッドライトで過ごしました。



さていよいよ本番。文化焚き付け二本と針葉樹の薪を二本入れて着火。あっという間に燃え盛ります。落ち着いた頃に細めに割った広葉樹の薪を投入。こちらも凄い勢いで燃え盛ります。



調子に乗って割らずに（割れなかった）太い薪を投入してもあっという間に燃え盛ります。薪ストーブの燃焼力に驚きました。煙突も真っ赤っか。チト怖くなったので空気調整。



天板にフライパンを敷いてステーキを焼いてみました。煙突が真っ赤っかでも天板は然程熱くないようで、じんわり焼ける感じです。天板の丸い蓋を開けて直火で焼くか、鉄板で焼くと良いかもしれません。





２３時頃就寝し翌朝６時頃起床。快晴。気になっていた火の粉は殆ど被っておらず、穴やプロテクター付近の焦げ付きも無く一安心。



朝も早よから点火。夜の薪ストーブも良いですが、朝の薪ストーブも良いですね。薪は３６センチの広葉樹を２束持ってきましたが、１泊２日の場合は３束あると丁度良いと思いました。大体４時間で１束消費する感じです。



朝食は毎度の麻辣火鍋麺と初の謎肉丼。袋麺は鍋に水を入れてから天板に乗せましたが、やはり火力不足で沸騰するまでに結構時間が掛かりました。調理するときだけは直火が良いかもしれません。



外からチラッと見える薪ストーブ（汗）
朝８時頃、外とテント内で温度を計ってみました。





薪を燃やし尽くして放置しておくと、１時間程で手で触れる温度になっていました。その後本体を炭捨て場まで持って行って中の灰を廃棄。

撤収は設営の逆の手順なだけで簡単さは変わらず。但し、煙突の継ぎ目が焼き付き気味でしたので、次回からは事前に潤滑剤を塗布しようと思います。

暖かく調理や給湯も出来、設営も撤収も簡単でコンパクトなテンマクデザインウッドストーブＭ。薪ストーブを使うために冬キャンプをやりたいと思う程素晴らしい体験でした。