5月5日（金）は麓から伊吹山へ登る予定でしたが、折角吉野町に滞在しているため、大峯奥駈道終点（起点）である吉野山を観光し、伊吹山ドライブウェイを利用して伊吹山を目指すことにします。



鶯の鳴き声で５時頃起床。



ゴミはエコバッグに入れて目立たないようゴムシートで括りつけます。



国道370号から南大野駐車場の間には水力発電所があり、黒く太いパイプの上に架けられた橋を渡ります。この道は道幅がかなり狭く民家の軒先も通るため、大きな車だとかなり神経を使うと思います。




給油したガソリンスタンドのおじさまから吉野山情報と地図を入手して下千本駐車場に停めます。二輪は一日五百円也。尚、吉野町のガソリンスタンドは全て18時前に閉店するため要注意。







下千本から中千本方面へ登って行くと、国宝・世界遺産の金峯山寺に到着。仁王門は改修中のため拝めませんでしたが、蔵王堂は観ることができました。

昨日登った八経ヶ岳・弥山は、熊野三山と吉野を結ぶ大峯奥駈道の山々の一つ。感慨深いものがあります。






金峯山寺から中千本方面へ登って行くと、桜の名所を一望出来る吉水神社に到着。桜の季節はさぞや美しいことでしょう。




上千本迄行きたかったのですが、この後伊吹山が控えているため途中で折り返し、参道の漬物屋さん（大和本舗）で奈良漬と佃煮ときな粉葛餅をお土産に購入。３年物の奈良漬が想像以上に美味し。



下千本駐車場に戻って一服していると気配を感じ、振り返ると猫が微睡んでいてほっこり。ここから伊吹山へ向けて200km程移動します。



14時半頃伊吹山ドライブウェイ入口に到着。二輪往復2,200円也。



かなり高度を感じる道でした。



15時頃山頂付近の駐車場は生憎の霧と強風。



とりあえず山頂を目指します。





晴れていれば琵琶湖を一望出来るはずなのですが無理っぽい・・・。



強風の中10分程待機していると一瞬だけ、ほんの数秒間琵琶湖が拝めました。




展望台から数百メートル歩くと、濃霧につつまれた小屋がぼんやり見えてきました。山頂付近には茶屋が数軒あり、そこで百名山バッジを購入。



伊吹山頂は素っ気ない三角点の柱があるだけでしたが、次の機会があれば晴れた日に麓から登ってみたいと思います。



麓の登山口近辺から見た伊吹山




三日目の夜は長浜市の琵琶湖畔で野宿。



最終日の四日目は3時半起床5時撤収完了。帰路は中央道を通って帰ります。

今回の旅で初めて本番使用したNaturehike CloudUP2X。高速設営高速撤収の目論見は十分に果たせましたが、実際に使ってみると狭さのデメリットが目立ちます。

天井は一本のポールで吊り下げ式のため、テント内で座ると頭や顔がインナーに触れて不快さを感じます。晴れ前提ならば就寝専用で割り切れますが、オールラウンダーとするにはまだまだ改善の余地ありと言った感想でした。



中央道からは冠雪した中央アルプスの山々が拝めました。



折角なので何処かに立ち寄ってみようか？と走りながら思案していると、絶メシロード最終話に登場した店が塩尻市にあったことを思い出しました。

小黒川PAに停車して探してみると、丁度小黒川スマートICから行けることに気付き直行。







予定外の「食堂S.S」でリアル絶メシ店を堪能して後は無事帰宅。

振り返ってみると2泊以上のキャンプツーリングは独身の頃以来でしたが、時代や年齢が変わっても旅の楽しさは変わりません。百名山踏破に向けた長い旅はまだまだ続きます。

完